仲間を知るStaff

以前はサービス業で接客の仕事をしていました。20年勤め、その当時は介護の仕事に就くなど考えてもいませんでした。

介護職に興味を持ち始めたきっかけは、職場の同僚から「一緒にヘルパー2級の資格取得に向けて勉強をしないか」と誘われたことです。ちょうど資格を取得した頃に義父の介護が始まり、仕事と介護の両立がどれほど大変か身に染みて感じました。
その当時担当だったケアマネジャーさんにいろいろと助けていただき、自分も介護職員として誰かの助けになりたいと思うようになりました。

定年と同時に介護の世界に飛び込み、現在に至ります。最初は覚えることも多く、体力的にも大変でしたが、利用者さんのふとした瞬間に見せてくれる笑顔や会話にとても勇気づけられました。
話すことができなかった人が発語できた瞬間などは自分自身も刺激を受けます。介護職は天職だと思っています。私たち介護職員は、1日を通して利用者さんと触れ合う時間を取ることができます。
触れ合う時間が長い分、今目の前にいるその人を見るだけでなく、その人の歩んできた人生に耳を傾け、気持ちに寄り添いたいと思っています。

当たり前のことは当たり前にできるように、そして介助の一歩先へ、多くの人に「ここで良かった」と思っていただけるよう日々精進してまいります。誰もが順番に歳を重ねます。年を重ねたその先に「安心」がありますように。